【行動心理学】会話を思い出して!!あなたのその表現、相手を説得できてない!?
あなたは説得力はありますか?『目的+理由ぽい表現』で相手を丸め込め
あなたは、友人や恋人、仕事相手、お客さん、会話において『説得』することは得意ですか?
不得意な方にぜひ、試して頂きたいです。
人を説得するためには「説得力」のある理由が必要です。
営業や販売をされている方は身に染みているのでは!?
時に「説得力のある理由」を導き出すのが難しい場合や苦手な方、いらっしゃるとおもいます。
大した説得力がないので理由を説明せずに何かを依頼した時とどうでもいいような理由をつけて説明するのとだとどちらが良いと思いますか!?
実は後者の方が有効です。
カチッサー効果を利用しよう!!
ハーバート大学のエレン・ランガー教授の実験でご紹介いたします。
コピー機を使用しようとしている人に対して『先にコピーさせてもらえませんか?』
『コピーを取らないといけないので、先にコピーさせてもらえませんか?』という2種類のお題をだして、その結果を比較した。
その結果、普通に頼んだ時の成功率は60%だったのですが、後者の『コピーを取らないいけないので、先にコピーをさせてもらえませんか?』とあまり説明になってない理由を付けただけで成功率がなんと93%と高確率だったそうです。
この結果により、人は明確な理由が無くても、『理由のようなもの』でも反応して従ってしまうことがわかりました。
ご自身の経験でございませんか!?
「いやっ!!さっきの理由になってないやん」「うまいこと言われてしまった」的なこと。
これが『カチッサー効果』と呼ばれるものです。
※カチッサー効果⇒ある働きかけによって、深く考えることなしに、ある行動を起こしてしまう心理現象。
これは急いでいるときに最大の効果を発揮する!?
先ほどの『コピーをとらないといけないので・・・・』というような話法は「循環論法」と言って、冷静に聞くと『同じこと言ってるやん!!』となるヤツです。
これが『カチッサー効果』との合わせ技になるとこじつけのような説明でもイケることが多い。
なのでこれは、「急ぎであいてに依頼したい時」に最大の効果を発揮します。
『ここを通りたいので、通してください』『あっ!すいません』
『やらなきゃいけないので、やりましょう』『うん、そっか・・・』
的な感じで言い回しを使うことで切り抜けられる可能性が高くなります。
信じるか信じないかはあなた次第!!
今回はとてもシンプルで意外と無意識で行っている事の多い分野で『なんだそんなもんか・・・』と思う人もいらっしゃるかもしれませんが。
あくまでこれはベースの理論です。
うまく意識して使いこなすことが重要です。
また、これを知っていれば急いでいるとき忙しい時に判断を誤らず自分の時間を少なくとも確保しより良い時間を過ごすことができるのでは。
是非、試しに目の前の人に試してほしい。